医療の使命とは、人を病や怪我の苦しみから救うことです。

そして健やかな人生を送る手助けをすることだと思います。

医学の祖として、ヒポクラテス（紀元前４６０〜約３７０年）がいます。

古代ギリシャの医師で、医聖と言われています。

彼は「人は生まれながらにして１００人の名医を持っている」と断言しています。

ここでいう「１００人の名医」とは「自然治癒力」のこと。

『病気とは、自らの力で自然に治すものである』というのが病気治療の本質です。

だから、医者は「１００人の名医の手助けをする立場」にすぎないということになります。


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「人は自然から遠ざかるほど病気に近づく」わけですから、病気を治すには「自然に近づく」ことをすればいいことになります。

それを『自然療法』というのではないでしょうか？

食事はその最たるもの。


・汝の食を薬とせよ

・食べ物で治せない病気は、医者もこれを治せない

・食事に無知な人が、どうして病気を理解できるだろう

・病気は食事と運動により治療できる



逆に言えば、食べ方・体の動かし方を間違えると、病気になる、わけです。



・満腹が原因の病気は、空腹によって治る。

・病人に食べさせることは、病気を養うことである。

・完全なる身体は、完全なる排泄で得られる。

・自然体で生きれば、１２０歳まで生きられる。




現代の医療が、この本質から逸れてしまっているのがわかるでしょう。
『症状』を抑える、『症状」に蓋をする、ような投薬療法、腫瘍や変異した部分を切り取る、ような外科手術。

救急以外の、生活習慣病と言われる病気がほぼ全て食事を含む『生活習慣』から起きていることは明白です。


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生気論とは、生命現象を、物理学・化学・数学などに還元できない特別の法則によって支配されているとする生命論です。

一方、機械論というものがあります。

これは、近代医学の考え方で、生命現象を物理現象として理解しています。

人間を部品の集まりとして捉え、病気は機械の故障と考えます。

現代の医学では自然はコントロールするものであり、治療も故障の修理として考えています。

救急医療には効力がありますが、慢性疾患や心身相関疾患は不得意です。


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お分かりでしょう？

今の医学では、人間を「機械」として考えていて、自然治癒力など存在しない、という立場をとっています。

だから、「あなたは自分で治す事などできないから、薬や手術で治して（修理して）あげますよ」と。

治し方のわからないものは、「今のところ治療法（修理法）がない」と言うのです。

傲慢過ぎでしょう。



 
ヒポクラテスや、彼を崇拝するその後の医学は「生気論」の立場をとっていましたが、

近代に入って、真っ向から反対する「機械論」を唱えた連中がいます。

莫大な利権が生まれる医療に目をつけた人間たちです。

自然治癒力で治ってしまったら困る、と言う立場の人間たちによって、伝統的な生気論に立つ自然療法は弾圧されて、排除されてきた歴史があります。

自然療法（ナチュロパシー）
同種療法（ホメオパシー）
整体療法 （オステオパシー）
心理療法（サイコオパシー）

などです。

それを現代の人は『民間療法』などと呼び、「民間療法はいかがわしい」「うさんくさい」などと言って否定する人が多数です。




本当は『民間療法』のような『自然療法』が主流なのです。



現代医療が「人を機械と考えている」から、いくつも細分化した「◯◯科」に分かれているのがよく理解できるでしょう。

治るはずがない、と考えた方がいいと思います。



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私は、クライアントの身体の調子を良くすることを仕事の柱にしています。

関節や筋肉も問題、体調の問題、さまざまありますが、その問題の解決をする上で一番大事になのは、

『なぜそうなったのか？』のWHYを見つけることです。

がんでも膝の痛みでも、その『なぜ？』が見つけられないと、『どうやって治す（直す）か』のHOWを導き出すことができません。



医聖ヒポクラテスの考え方を応用すれば、

『自然な動作（生活）から遠ざかっているから、痛み（調子の悪さ）が出る』となります。

だとすれば、「自然な動作、自然な生活」を取り戻すことで問題解決ができます。

特別なことをすることではなく、特別な考え方が必要なわけでもないのです。

人が神から授かった「神聖な体」をその神の意図の通りに使っていけばいい。

身体は機械ではないのです。

壊れたら換えればいい、壊れてから修理する、ではないのです。



自然な動き、は誰でもできます。

ただ、忘れてしまっていたり、思い込み（勘違い）していることがありますから、

ぜひ、自然な動きを思い出したい、取り戻したい人は、専門家に教えてもらいましょう。

私も専門家です。



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