「このお水を飲んで痩せました」と、

外国のラベルがついたミネラルウォーターを持ったモデルの広告。。。

ありそうです

水を飲んで太る、とか真剣に言う人もいますし。

水を飲むなんて当たり前すぎるのですが、 そんなことは当たり前すぎてよくわからないっていう人も多いかと思います。


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水について整理してみましょう。



1、人の体においての水の役割


大きく分けて2つあります。

◯水は全ての「場」になる

人の体内では色々な物質が水に溶けて、体中を運搬していています。

必要なものを細胞に届け、不要な老廃物もまた水に溶かして運搬し排泄しています。

つまり、消化・吸収・分解・排泄の全てに水がなければ働きができないのです。

水に溶けないと言われている脂でさえも胆汁などを使い、水に溶ける形にしています。

水の足りていないところでは「働きが十分に行われていない」のです。

水が体の機能の中心です。

水不足解消で機能が活発になり、痩せることも可能になるわけです。




◯体を冷やす

冷やすというと体に悪いのでは?と思うかもしれません。

暑いと出てくる汗が典型です。

体が熱くなりすぎた時には、汗を出し、帰化熱で体を適正温度までクールダウンしてくれます。

例えば火傷をすると水膨れになります。

急速に熱を持ってしまったところや、炎症が起きた場所全てに水が集まり、これもクールダウンする役割があります。

花粉症もそれです。

ほら、鼻水!

粘膜に炎症が起きていて、冷やそうと水が集まってくるのです。

喘息も同じです。

発作を起こしたことがある人はわかると思います。

喉元や肺が水っぽく感じて、溺れそうな感じがするという人もいます。

東洋医学では、アレルギー症状を持っている人を「水毒」と診断します。






ちなみに、東洋医学では「気・血・水」が体内を巡ることによって、体が正常に機能すると考えます。

気:元気の気=エネルギー
血:血液
水:水分


水毒は食生活始め生活習慣を正すと改善します

水毒が改善すると、残りの「気・血」も相乗的に良くなります。



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2、水を飲んで痩せる?太る?ってどういうこと?


水がそもそも足りていなかった人は水を飲むと痩せます(先述のように代謝が正常に働き始めるからです)。

水を飲むことと並行して、栄養素が充実している必要があるので、食事を改善すると効果大です。

水が溜まっている「水毒」の人は、水を飲むと当然もっと水分量が増え、重くなります。

朝から顔が浮腫んでしまう、ポチャっとした感じの皮膚感、下痢気味、などは水が溜まっています。

こういう人はまず「運動」が必要です。

第二の心臓「ふくらはぎ」を活用し、さらに全身の筋肉をポンプのように働かせて、水を循環させる必要があります。

でも、そんな人たちに限って「運動ねぇ。わかっているんだけど。。。」っていう人が多い

そういう人におすすめなのは、カリウムが多めの野菜・果物を食べること。

ほうれん草、小松菜、かぼちゃ、大根、さつまいも、りんご、バナナなど。

あと「黒い」食べ物です。

黒胡麻・黒豆・黒烏龍茶、など。


水が溜まっている人は、循環させること&出すこと、をどんどんしてください。



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3、健康的に美しく痩せる飲み方

まず基準値を出しますので、自分の必要量を計算してください。

25〜54歳:1kgあたり35m L/日

55〜64歳:1kgあたり30m L/日

65歳以上〜 : 1kgあたり25mL/日


あくまでおおよその目安と考えてください。

食事で1L位の水を摂取していると考えて、その分を基準摂取量から引いた数字➕500mLを飲水として取ります。

運動量や汗をかいている量によって左右されますから、自分で調整する必要がありますよ。

特に高齢者は腎機能が落ちている人も多いので、飲み過ぎには注意です。





ここで、水が足りているか?いないか?の目安です。

◯足りない場合:喉が渇く、トイレに行く回数6回以下。

◯多い場合:トイレが9回以上、お腹がチャポチャポしている。



そしておすすめの飲むタイミング、150〜200m L(コップ1杯)が目安です。

一気にたくさん飲んでも吸収されず、排泄されてしまいます。


◯朝起床時すぐ
◯食前30分前(食後ではない)
◯入浴前
◯就寝前(トイレを懸念して飲まない人が多いがそれは✖️)
◯運動前後



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そして、基本は「水」です。

お茶や清涼飲料水、コーヒー、ビールでもいいの?と聞く人が多いですが、

それは「水分」とはみなしませんので気をつけて。



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