朝なかなか起きられない、目は覚めるけど体が起きない、

無理に起きようとすると、立ちくらみやめまいがする、

気持ちが悪くて朝食が食べられない、といったような人は結構いると思います。 


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朝、起きると、重力の方向が変わります。

眠っている時は体は水平ですが、 起きると重力の方向は「縦」になります、

立ち上がると体の水分が足元に移動します。

脳に血流を届けなくてはならないので、血圧によって血液を吸い上げ、脳に届けます。

これは「コルチゾール*」という物質が担っていて、起床の3時間前から準備をしています。

*コルチゾール:覚醒直前に多く分泌、身体にストレスに対する準備をさせる。睡眠中は低く抑えられている。起床後30〜60分の間に大量分泌する。



脳は全ての内臓の中で真っ先に血流が確保されます。

血流の準備が不十分だと、他の内臓に回る血流が足りなくなり、気持ち悪さを感じるのです。






体の表面が冷たくなると、血管が収縮し、血圧が上がります。

逆に体の表面が暖かくなると、血管は弛緩し、血圧が下がります。

この反応を鍛えることで、しかるべきタイミングで血圧が上がりやすくなります。


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入浴の最後に、洗面器に水を汲んで、膝から下に「ざばっと」かけます。

すかさずお風呂のお湯を、膝下にかけます。

水→お湯→水→お湯→水→お湯、と3セット繰り返します。

夜の入浴のタイミングが実行しやすいかと思いますが、朝に入浴する習慣のある人は朝でも大丈夫ですよ。


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8〜20代前半までは、性ホルモンが急激に分泌されます。

男性ホルモン、女性ホルモン共にコルチゾールの働きを阻害します。

なので、中学生の頃をピークに朝起きるのが難しくなります。

ベッドからなかなか出てこない、起こしに行っても起きない、遅刻が増える、、、

そんなのを見て周囲は「やる気がないのか」とか「イジメでもあるのかな」と心配してしまうことがありますが、実は生理現象です 

割り切って多めに見てあげてください。

膝下に冷水→お湯、をかけて見れば、あっさり解決するするかもしれないので、試す価値はあります。

 
明日の月曜日から試してみてください。