仕事をリタイアした人ではなく、リタイアする前の年齢(50代)の仕事人間が脳卒中に、ということが結構聞かれます。

読者のご家族や、友人の旦那様がそう、なんて思い当たる方も多いのでは?




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脳卒中とは、

脳の血管の障害により、突然意識を失って倒れ、手足などに麻痺をきたす疾患の総称のこと。 

脳梗塞、脳出血、動脈瘤、くも膜下出血、などと同義で使われています。 
 



昔はがんよりも脳卒中の方が多い時期がありました。

冬の寒さと重労働のためでした。

寒さは血管を収縮させ、血流を抑制する交感神経緊張状態になります。 

今は機械化が進み、農作業や土木作業は過酷すぎる現場ではなくなっています。

それでも冬場に1日外で立ちっぱなしで作業したり、水を多く使う現場や、漁業に勤しむ人たちは、都会のサラリーマンに比べたら過酷で重労働ですね。

そんな過酷な仕事だと、交感神経が緊張の極限になり、血流障害の極限、になります。




特に、血管内皮細胞は、血球を流すためにマクロファージ(細菌や異物を食べる細胞)という細胞が進化の過程で、自ら管になっています。

マクロファージはそもそも防御細胞なので、異物があると飲み込みます。


面白いことに、あまり過酷な生き方を続けてしまうと、「先祖返り」をし、血管であることをやめてしまいます。

そのために「動脈瘤」が形成されてしまいます。

それで、脳の血管が切れたり、くも膜下出血を起こす、という流れになっていました。




今では先に書いたように、機械化が進み、便利な家電が多くなり、重労働は少なくなったため、いきなり脳卒中で倒れる、といったことは少なくなりました。



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     うーん、日本人って我慢強いけれど、それっていいことではないですね。。。





脳卒中が来る前には「前ぶれ」があります。


一番多いのは、

・肩がこる
・ふくらはぎが攣る
・頭が重い
・頻繁に「しゃっくり」が出る
・顔色が悪い

といった頑張りすぎからくる独特の筋肉の緊張状態です。





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同僚や家族に


「最近仕事しすぎてない?顔色悪いよ。」

「ちゃんと寝てる?疲れた顔してるよ。」



など言われている人が発症します。



日本人はバカ真面目で、自分の身を犠牲にして仕事をする人を美化したり、「君頑張ってるね」などと褒める風習?がまだまだあります。

本人は「もう限界」と感じているのに、周囲が休ませてくれない、そんな空気の職場も多い。


やることは一択です。


労働時間を減らすこと。




そして、万が一、発症した場合の対処方法は、そもそも血流障害で起こったものなので、血流をよくすることです。


医者は血管に負担を掛けまいと血圧を下げようとしたり、患者もその努力をしますが、それは危険な場合があります。

なぜなら、血圧を下げると血流が悪くなりますから。

血流を上げよう、と体が判断して、その人の血圧を上げているのです。




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体に障害が残ることもあります。

麻痺が現れていると、運動量も変わります。

そうすると血圧は自然に下がります。

それを降圧剤で下げようとするのは体におかしな負担を掛け、行き過ぎになることもあります。





一度、脳卒中を経験すると、「再発」の不安がつきまといます。

外出を怖がったり、活動的であった人が引きこもりがちになるパターンも多いようです。

交感神経の過剰な緊張による「血流不足」がそもそもの原因であったことを思い出して、

体を温め、血流をよくする工夫を怠らないこと



体に何らかの障害がある場合は、動かせるところは残っているはずなので、その部分を動かして軽く体操をし、血流を促すこと。






薬を飲むだけで、あとは恐々生活する、なんていうのはあまりにも残念だと思います。

「積極的な」再発予防をしてください。