周囲で例え音が聞こえないと思っていても、物理現象としての様々な音が存在し、空気は常に振動しています。

それらが鼓膜を振動させ、耳の特殊構造により、音の質が変化し神経信号に変換され脳へと伝達されて、情報処理により何の音かと認識されます。






普段聴こえる音を「可聴域」といい、

高すぎて聞こえない音を「超音波」、

低すぎて聞こえない音を「超低周音波」、


と呼んでいます。




猫や犬の様子を見ていると、人間には聞こえなくても、ビクっとしたり、耳を立てて立ち上がって吠えたりしますが、

これは動物たちの可聴域には、通常、人間よりずっと広域な幅があるからです。



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人が聴くことのできる音の範囲は20〜2万Hzです。

動物は差がありますが、犬が15〜6万Hz、猫が45〜6万4千Hzです。

遠くの仲間に情報を伝達できるイルカは20〜15万Hzも!

コウモリは1万〜12万Hz  

と非常に高い可聴域を持ちます。





『言語』には、固有の周波数帯があります。


日本語は125Hz〜1500Hz、

ちなみにロシア語は〜8000Hz。

最も高い周波数帯を持つ言語は英語で、2000〜1万6千Hzもあります。







言語の周波数帯が狭いからこそ日本人は古来から自然を尊び、自然界の音に耳を傾けるのがとてもいい刺激になると知っていて、


自然を愛で、繊細な神経を育んでいたのだとも思えます。

自然界の風の音、鳥や虫の鳴き声、打楽器や笛などにもかなりの広域の超音波が含まれています。

それらを聞いた時、脳波のα波が増幅され、ドーパミンやエンドルフィンが分泌されます。





超音波は脳より身体に入ってくるようです。
自然界からの超低音波は問題ありませんが、人工的なものから発振される低音波は悪影響を及ぼすことがわかっています。




自然の中の音に耳を傾けましょう。