1兆分の1ミリサイズの半分の、そのまた半分に縮めた小さな素粒子によって、私たちの体が出来上がっているという記事を昨日出しました。



素粒子の段階では、その中に男女性が両方とも備わっており、男女の区別はありません。




多くの素粒子が集まり、細胞の形が出来上がってくると「男女どちらかになるか」という違いが染色体の中に現れてきます。

人がどちらかの性別で生まれるかという判断は、基本的にはその人が生まれ持っている「使命」によって下されています。


男性になると決められた時には、瞬間的パワーや筋力、

女性になると決められた時には、優しさや忍耐力、包容力、


などが与えられています。

男女の違いを量子医学的な視点で見て、素粒子の段階にさかのぼると何も区別はありません。

なので、世の中の人は全員が男性でもあり、女性でもあると言えます。





素粒子の中には「男女両性」が含まれているので、

普段は男らしい人が、ふとした時に女性的な行動を取ったり、またその逆も。

「自分は男だから」「あなたは女の子なんだから」と決めつけてしまうと、『不調和』が生まれます。

というのは、本来「男女性両方のバランスをうまく保っている」時に、心身ともに健康な状態であると言えるからです。



男なんだから男らしくあるべきで女性っぽさが微塵もあってはならない、

女なんだから男の人のような振る舞いは決して許されない、といったような極論に傾くのはおかしいのです。





なぜなら、宇宙は「陰と陽」という相対する2つのエネルギーで成り立っています。

女性は「陰」、男性は「陽」のエネルギーを持っています。

私たちが生きているこの世界には、100%完全に陰だけ、陽だけ、という物質は存在しません。




その辺に落ちている小さな石ころでも陰と陽の組み合わせです。

その仕組みと同様に、精神的にも肉体的にも「相対するものと対になりたがる」という性質を持っています。

抽象的に言えばそれを「愛」「光」です





何度も言いますが、素粒子レベルでは「男女両方」の意識が入っています。

男だけ、女だけ、ということは存在しないのです。

もちろん、物質的には「男性」「女性」の区別はありますが、根本的には両方なのだということ。

大事なことは「自分は男性でもあり女性でもあるのだ」と意識することです。





常に私はセッションでも、普段から「バランスが大事」だと言っていますし、そう思っています。

最近ではトランスジェンダーの話題がよく聞かれるようになっていたり、有名人でも男性なのに女性っぽい感じに表現している人(またはその逆)がいたり。

男性だろうが女性だろうがそんなことはどうでもよく、

「その人そのもの」を見てほしいという表現者が多くなっているように感じます。


時代の流れが「原点回帰」しているのだと感じています。

見た目が男性だろうが女性だろうが、それよりも、「男女エネルギーのバランス」が取れているのかどうか。

それが世界の中では大事だと思っています。





男性が中心となっている社会では、すぐに戦争が起き物を奪い合い、人を殺したりする。

そこに女性的エネルギーが加われば、争い事も収まりやすく、安定しやすくなる。

調和する力が生まれます。

「母」という漢字がありますが、「物事を生み出す根源」という意味があります。

新しいものを生み出す力があり、調和するエネルギーもあるんですから、男性でも持ちたいですよね。




心身共に健康でいるためには「さまざまな部分でのバランスを取ること」です。

なんでも「バランス」です。