現代医学では、病気になった「原因」よりも、身体に現れている「症状」に着目します。

高血圧であれば、血圧を下げるための降圧剤を処方します。

しかし、このように医師が処方した薬が、身体にとっては「毒」以外のなにものでもないということを多くの人は知りませんし、言っても信じません。

そして、怖いのはほとんどの人が病気になった時に「早く薬を飲まなければ」と思い込み、

たとえ薬によって病気が改善しなくても、

「まだ薬を飲み続けよう」と思ってしまうことです。




なぜ、現代医学では「毒」でしかない薬を与え続けるのでしょうか?




体内で狂ってしまった細胞の機能を抑えるためには、強い毒性のあるものを投与すると即効性があるから、です。

薬を投与すれば、身体で起きている炎症や腫瘍の進行をピタッと止めることができます。




でも、このブログを読んでいただいている方ならおわかりのように、

症状を根本から改善したことにはなりませんから、

しばらく経つとまた同じ症状が起き始めます。

これが『薬では病気が治らない』理由です。




人には誰でも『自然治癒力』が備わっています。



その仕組みを「高血圧」を例に説明します。



人の身体の細胞では、病気という「ひずみ」が生まれた時に、自然治癒力を働かせ、

腎臓の機能を一部ストップさせます。



腎臓には、血液を濾過して再吸収するための「ネフロン」というフィルターが130万個あると言われています。

腎機能が停止すると、ネフロンの濾過作用が不十分になり、そこから送り出される血液がネバネバになってしまいます。

やむをえず、体内の血液の1/3を蓄えている肝臓から腎臓に血液を排出します。


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すると、次にトラブルになるのは肝臓です。

なぜなら肝臓から腎臓に「気前良く」自分自身に必要な血液まで送り出しましたから。

なので、自分自身が普段通りに活動すると、血液不足になります。

ただでさえ、普段から飲食過多で肝臓に負担をかけていますからね

そこで、肝臓は「このままではいけない」と気づき、新陳代謝を後回しにしてでも、自分自身を守ろうとし始めます。




腎臓は2つありますが、肝臓は1つしかありません。

何があっても機能をストップさせることはできません。

すると、今度は小腸の方に血液が流れにくくなって、全身の血液循環が低下していきます。

体内の血液がネバネバになり、髪の毛より細い毛細血管が詰まり始めます。


そこで、ようやく心臓が血圧を押し上げて、強力なポンプのように「ドカンドカン」と血液を送り出します。

そのおかげで、一時は低下していた血液循環が、元の状態に戻ります。




これら一連の動きは、元々備わった「自然治癒力」として、私たちの体が元の正常な状態に戻るために行っていることです。




こんな働きを一生懸命にしてくれて、

血圧を上げてなんとか「正常化」をはかろうとしてくれている体の奇跡なのです。


でも、現代医学しか学んでいない医師の多くは、「血圧が高い=身体が危険な状態」と診断し、

とにかく血圧を下げようと降圧剤を飲ませます。


「せっかく」心臓が「体内を正常に戻すべく」押し上げた血圧が、一気に低下し、

届かせなくてはいけない場所に血液が届かず、別の重大な病気に繋がってしまうのです。


バ・カ・ヤ・ロ・ウ

以前、血圧や血糖値などの「数字」は、意味があって上がったり下がったりしている、と記事をいくつか出しています。







体内で起きている一連のドラマのような連携プレーの一部を「切り取って」、

そこだけ凝視しても、何も本当のところはわかっていないのです。


最初から最後まで見て、「そういうことだったのか!」と理解することが大事です。