南の島に行った時や、運転する人にとっては、サングラスは必須でしょう。

でも私より年齢が上の人は日本人がサングラスをかけていると「キザ」と思うひとは少なくないようです

変装?に使うってイメージもまだ強いようだし。。。


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「キザ」という言葉、自分で使って苦笑いしました昭和!!

私は『太陽に吠えろ』の「藤堂係長(石原裕次郎)」か『西部警察』の「大門部長(渡哲也)」の印象が強過ぎです 

要は、当時は実用的というより、カッコつけやファッションで使われていたことが多かったと思います。





紫外線をたくさん浴びることはよくない、ということは知っているでしょう。

日焼けの原因にもなります。

美白を推奨するわけではありませんが、紫外線は注意が必要です。

紫外線を浴びると、体内で反応して「活性酸素」が生じます。

海や山、フェスなどに出かけた時に、太陽光を浴びるだけでもぐったり疲れてしまうことがあるのはそれが原因です。

「思った以上に」疲労を感じたことがあると思います。


紫外線には、

・UVA(紫外線A波)
・UVB(紫外線B波)
・UVC(紫外線C波)

の3種類があります。

波長が一番短いUVC最も有害ですが、空気中の酸素とオゾン層でシャットアウトされています。

地表に降り注ぐ紫外線の大半はUVAUVBで、その95%はUVAです。

紫外線は波長が長くなるほど体の奥まで浸透します。

UVAが体内に吸収されると活性酸素が生じます。


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皮膚は、表皮・真皮・脂肪層、の3層からなります。

UVAで生じた活性酸素による酸化が、真皮を作るコラーゲン繊維を破壊するとシワになります。

UVBは一番表の表皮までしか届きませんが、エネルギーが強く表皮の細胞核にダメージを与えてしまいます。

これを防ぐために「日焼け」という反応が起こるのです。

表皮の深いところに潜んでいるメラノサイトが刺激を受け、メラニンという茶褐色の色素の生成が増えます。

メラニンが細胞核に帽子のように被さるように覆って、守ってくれる作用をします。

メラニンキャップと言います。

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紫外線の量は季節で変わります。

日本の場合、

UVA:5〜9月がピーク(それ以外の月でもピークの50%)

UVB:5〜8月がピーク(それ以外は比較的少ない)

つまり、真冬でも紫外線対策は必須です。

紫外線を避けるために重要なことは、日傘・日焼け止めだけではありません。

太陽光は「見ただけ」で疲れるので、目に入る紫外線をなるべく減らすことが大事です。




目から紫外線が入ると、角膜で炎症反応が起こります。

その炎症によって情報伝達する物質(インターロイキン6)が分泌されます。

「紫外線を浴びた!活性酸素が発生して炎症が起きた!」という情報を脳に伝えます。

そうすると、脳からの指令で、先ほど説明したメラノサイトが活性化してメラニンが作られるのです。

たとえ、日焼けするほど太陽を浴びていなくても、目から紫外線が入るだけで炎症反応が起きて、「疲労」が起きます。

最近のマラソンレースではサングラスをかけている選手が多いですし、プロの選手でもサングラスを常用しているシーンが普通になってきました。

「眩しい」だけでなく、紫外線を目に入れず、ムダに疲労を蓄積させずにパフォーマンスを上げようという目的なのです。

外で仕事をする人、アウトドアを楽しむ人、犬の散歩でさえ、特に今の時期はサングラスをかけていた方が良さそうですね。




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これくらい「サマ」になりたいですね