昨日のブログで「ウォーキングの力」について書きました。




歩くことによって得られる効果、効用は限りなくあります。

ただ足腰を強くする、ダイエットのため、そんな風にしか捉えないのはもったいないほどです。

歩くことが習慣化すると、脳の海馬の成長・発達に欠かせないBDNFという神経栄養物質が分泌され、「記憶の座」である海馬が活性化します。

さらに、サイトカイン10という成長ホルモンの分泌が促され、脳だけでなく、体も若々しく維持することができます。

人間本来の欲望を司る「視床下部」という部位もイキイキと活動を開始します。

これは人間が「欲望」を開発し、実現していく上での原動力となります。

欲望のビジョンがはっきりすると、脳の中でどんどん実現の方向へ行動するように仕向けてくれるので、望んだ成功や幸せが実現していきます。




あえて「欲望」と言いましたが、

『自分は本当に何をしたいのかわからない』 

『何を望んでいるのか自分ではよくわからない』 

『夢が見つからない』

『特にやりたいことはない』


そんな風に思っている人が多いのではないかと思います。

「あなたは何をしたいの?どうなりたいの?どうありたいの?夢は?」と聞かれても、

即座に具体的に答えられない人がほとんどのような気がします。

小さい頃は「大人になったら〇〇になりたい!」なんて無邪気に答えていたようなのですが
 



座ったまま延々と、なんとなく、ぼやっと「自分探し」をしていませんか?

それとも「探す」ことすらも置き去りにしていませんか?

自分はどんな才能があるのか?何が自分の個性なのだろうか?と内面を見つめていくことも大事なことですが、

もっと価値があるのは、

「こんなことをやりたい、あんなふうになりたい」

という欲望を開発することではないかと思います。

ちなみに『開発』とは「かいほつ」という仏教用語から転じた言葉です。



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何はなくとも、欲望の開発が先決です。

そのためにはどんどん歩くことです。

歩くと、心の底から欲が湧いてきます。

そして「なりたい自分」「なりたい私」が確立されてきます。

「なりたい自分」「なりたい私」は言い換えれば「目標地点」になります。

こんな風になりたい、と思うことで脳にその目標地点がインプットされて、そこに向かう『ルート』が表示されるようになります。

さっきまで書いてあった「ルート」が「目標地点がはっきりしたことで書き換えられる」のです。

まるで『ナビ』ですね

ピ、ピ、ピ、と入力したら、最短ルートはが表示されるアレです。

人生のナビは『欲望』です。





ウォーキングで活性化した脳は、日常のルーティーンで凝り固まった思考回路をブレイクスルーしてしまう力を秘めています。

現状はこう、現実的にはこう、常識的にはこう、と通常のクールな思考レベルを、結構簡単に越えていくパワーがあります

私は毎朝ジョグをすると公言していますが、走っている最中は、「思い切ってこれをしよう」

と決断したり、やることを決める時間になります。

理由なんか聞かれても、わかりません笑 という感じなのです。

直感、です。

でも、歩く、走る、とその直感センサーがかなり精密に敏感になっているのが、直感でわかります笑

「脳」が感じるまま、やっています。

それが歩くこと(走ること)の効用です。



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「なりたい自分になる、なんて自分には難しそう」

「やりたいこと、なんとなくあるけど、無理じゃないかな」

そう思った人、多いと思います。

そんな不安や迷いを打ち消すのには、まず歩くこと!

何か「もやもや」があったら歩くこと!

副作用のない特効薬です。