あらゆる悩みは「対人関係」の問題に帰結します。

人は1人では生きていけない、などと言われますし、

世界に自分1人しかいなければ、おそらく「悩み」は出てきません。




「もう歳でさぁ、若いヤツには敵わないなぁ」

「もう歳だから、無理だよ」

これは実は個人の内面の悩みではありません。

そう言っていますが、「歳のわりには結構いいでしょ?」というアピールです。




「最近なんだかウツっぽくて。そう思わない?」

額面通りに受け取ってはいけません。

ウツになりそうなくらい繊細で、落ち込んでいる自分をアピールしています。




決して私が「嫌なヤツ」ではないですよ 苦笑



「忙しくって、全然最近休みが取れないんですよ」

という言葉も、忙しさをアピールしています。

決して休みが取れないことを嘆いていませんし、落ち込んでもいません。




一見すると、内面の悩みを打ち明けているような言葉も、全てそこにいる「相手」がいて、

自らの「優位性」をアピールするという『目的』があります。



「そんなつもりじゃないよ」と上記のような台詞を言った覚えのある人は言うかもしれません。

でも、深層の部分では、そういう思考が行われています。

常に発言は「観客」を「意識して」行われます。

それほど「対人関係」が大切だということなのです。

もはや無意識ですね。

なので、あらゆる悩みは「対人関係」に帰結します。




体調が悪い場合も、精神的な問題(うつ病など)も、対人関係上の問題なのです。

顕在化している「風邪をひいた」「ガンになった」「潔癖症」などの症状も、大元の本当の原因は「対人関係」にあります。

病気になることで、特別な存在になり、相手への優越をアピールできるからです。

そのために、その人にとっては「病気」は必要なものなのです。




もちろん、「がんになった」のは、

・仕事を頑張りすぎて

・交感神経が緊張状態になり

・血流不全になって

・低体温状態の期間が10〜15年ほど続き

・免疫機能が不十分でがん細胞が増えていった

というのが科学的な目での原因と成り立ちです。




でも、心理的な目で見ると、限度を超えた頑張りを続けて、、、、がんという病気になり、

それを「私はがんになるほど頑張ったのだ」と「相手にアピール」したのです。



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まさか、そんな、と思う人もいるでしょう。

でも、仕事を頑張り続ける、というのは、

「会社や社会全般という人の集まりの中で、自分の居場所を確保できるかどうか」

また、家庭や仲間内では、

「家族や友人という人の集まりの中で、自分の立ち位置を確保できるかどうか」

という悩みになります。

そのために、自分がどのような役割を担い、責任を果たせばいいのか、貢献していけばいいのか、

ということを悩むのです。



『対人関係」以外の何者でもありませんね。




人は一人では生きてはいけない。

対人関係の悩みから解放されることはない、のです。