生命の根本原理は『ホメオスタシス』です。

ホメオスタシス=生体恒常性維持機能

読んで字のごとく、「正体」が「恒常性」を維持する機能のことです。

「生体」と「物体」の違いはホメオスタシスがあるかないか、です。

 この維持機能を最も発揮されるのが自然治癒力です。

生体も、常に正常な状態を保っているわけではありません。

体調や怪我などで、異常な状態になることもあります。

しかし、そうなっても自然治癒力で次第に、ゆっくりと、元に戻っていきます。




病気で風邪をひいた時を考えてみましょう。

「発熱」「咳」「下痢」などの『症状』が現れます。

これら症状には全て「意味」があります。

「発熱」→体温を上げてウイルス、バクテリアなどの病原体を殺すため。

「咳」「下痢」→どちらも病原体の毒素を速やかに体外に排泄するため。

つまり、病気の際に現れるこれらの『症状』は、すべて『治癒反応』なのです。

治癒のために通る道筋だということです。




東洋医学では、この治癒反応である『症状』と、本来の『病気』を分けて考えます。

西洋医学では、この「発熱」「咳」「下痢」の『症状』をそれぞれ『病気』として考えます。

発熱という病気、咳という病気、下痢という病気、といったところでしょうか。

なので、発熱には解熱剤、咳には咳止め、下痢には下痢止めを処方します。

出ている『症状(=治癒反応)』を「逆に押し戻そう」としていることになります。

治癒反応を止められたことになります

病気はそこで「固定化」され、慢性化し悪性化していくことになります。

だって、治癒を止められているわけです。

これが「薬では病気を治せない」と言う所以です。

『症状』と『病気』を混同してしまっている西洋医学の致命的欠点です。




このブログを当初から読んでいただいている方はもうおわかりだと思います。

病気を治すには『因果関係』を理解することから始めなくてはなりません。

病気に限らず、体調の不良、体の痛み、肥満など、は『結果』に当たります。

その『結果』になったのには、必ず『原因』がありますから、それを見つけます。

「膝が痛いから膝をマッサージする」「膝に湿布薬を貼る」のは、

先程でいう西洋医学の致命的な欠点と同じ対処療法です。

なぜ膝が痛くなったのか?」を見つけて、それを直すことです。

立ち方?歩き方?脚の曲げ方?何かが間違った結果→膝が痛くなった、のです。

そして、立ち方を直す、歩き方を直す、膝の曲げ方を直せば、膝の痛みは治ります。

慢性的な体の痛み、使っているうちに出てきた体の痛み、は整形外科で治ることは稀です。

なぜなら、原因の追求をして、その原因を直すことをしないからです。

膝に限らず、首や肩、腰、腕、脚、、、どれもみな考え方は同じです。




同じように、「太ったから痩せよう」と短絡的になってはいけません。

多分リバウンドすることになります。

食べているもの?食べる量?食べる時間?

さらに、なぜ食べているものがおかしくなったの?食べる量が増えたの?食べる時間が変わったの?

原因を探ります。

そして、原因を修正すれば、おそらく、そのうち、痩せていくはずです。




症状を正面からつつくのではなく、原因を正しましょう。

急がば回れ。

そして、その方が「確実」にうまくいきます。

体の痛み、体調不良、肥満、高血圧や糖尿病、がん、、、お悩みの方、原因を直したい方、

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一緒に解決しましょう。