現在、日本人の子供の3人に1人がアトピー性皮膚炎と言われています。

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しかし、30〜40年前の日本ではほとんどそのような症例はありませんでした。

思い起こせば、私が小学生の頃はまだ昭和50年代で、そんな子どもはいなかったように思います。


男の子は冬でも半ズボン(響きが懐かしい)で膝小僧真っ白にしてましたね。 


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どうして今、子どものアトピー性皮膚炎患者が増えているのか?

アトピーだけでなく「アレルギー」と言われるのも全てそうです。



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日本の豊かさとコンビニの普及が関係しています。


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      昔はこんな青っぱな垂らしている子どもはたくさんいましたね




昔は、寒さやひもじさで交感神経緊張の子どもがほとんどでした。


今では寒さでひもじい子はほとんどいません。

コンビニの普及で、お菓子やジュースをいつでも買って口にすることができるようになりました。

加えて、ほとんど外で遊ばなくなり、家でゲームやYouTubeを延々見続ける子が多いと聞きます。 

穏やかな副交感神経優位の生き方を子どもの時からしているわけです。


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私が小学生の時は、学校からまっすぐ帰らず、公園に寄り道して

・「刑ドロ(泥棒と刑事役に別れてかくれんぼのようなもの)」
・「ゴム段(長いゴムを足で踏んだりひっかけたりして最後まで上手にやる)」
・「草野球」
・「ホッピング、ローラースケート」
・ 「高鬼(高いところから降りると鬼に捕まる)」
・「ドッジボール」

みたいな、外遊びばっかりやっていましたね 

日が暮れると仕方なく「バイバイ」。


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今の子どもたちの食生活や日常生活によって、副交感神経優位になるために、リンパ球が増えて
ハウスダストや特定の食べ物などに過剰に反応し始めたのが、さまざまなアレルギー症状の原因です。


・運動不足

・甘いものの摂りすぎ


が主になり、日常生活・食生活の中に根本原因があります。

そういった「根本解決」をした時に、リンパ球過剰体質が改善されて、アレルギー患者から脱却できることを知らないといけません。






いつも言っている「結果と原因」です。

不明でもなく、遺伝だけでもなく、必ず原因があります。

遺伝、と言うのは少し違って、母親がそういう食生活を含めた生活習慣だから、お腹の中から子どもに伝わったということと、

おそらくアトピーの子どもの親は「運動不足気味&甘いもの好き」だと想像できます。





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皮膚科に行けば、アトピー性皮膚炎の患者には

・抗ヒスタミン薬
・ステロイド


が処方されることがほとんどです。

一時的に炎症や痒みはおさまります。

あたかも治ったかのように見えますが、薬が切れたときにもっとひどい症状となります

これはアレルギー抗原を体内に抱え込んで洗い流せなくなっているためです。




ステロイドの場合、過酸化脂質として皮膚に沈着します。

異物として残り、さらにアレルギーを悪化させます。

2〜3年使い続けると、皮膚が赤黒く、独特のステロイド皮膚炎となって、汗もかけなくなります。

ステロイドによって、生理的な皮膚の働きが失われてしまいます。


アトピーで炎症だったのが、薬で炎症に、、、、って、もう何がなんだか、ですね

そうなると、どんどん「迷路」にハマり、治癒の道筋が見えなくなります。





どんな症状も「原因」があります。

症状を抑える、のではなく、原因を探ることを最初からしていかないと、治るためにかかる時間が増えるばかり。

苦しくて辛い時間が長くなるだけなのです。




ステロイドを長年使って症状を抑えていると、薬をやめたときに「爆発」します。

それをほとんどの人は「ぶり返した」と思い、焦って、もっと強い薬を使おうとします。

でも、これは大事な反応なのです。

好転反応、といいます。


薬から脱却するため、本当の治癒をするためには、必要なステップです。

これを乗り越えないといけないのです。

子どもが小さいと親は「かわいそう」と我慢できずにステロイドを使ってしまうのですが、

逆、です。



ステロイドからの脱却には、ステロイドを塗っていた期間の1/3くらいの時間がかかると言われています。

やめるなら、早いうちに離脱をし始めた方がいいのです。

遅れれば遅れるほど、キツくなりますから。




「断薬」については、また追って書きたいと思います。