人間には感情があります。



喜怒哀楽はもちろん、他人に対する妬み嫉み(嫉妬)があります。

他人にではなく、近しい人(親兄弟)にも嫉妬はあります。

「自分は自分、他人は他人」とわかってはいますが、

他人と比べてしまったり、敵対心を持ってしまうのは、人間としては仕方がないこと、自然ななことなのでしょうか。





実は「嫉妬」というのは、生き物の中でも哺乳類だけにある感情のようです。

犬や猫にも「嫉妬心」はあると言われています。

お母さんのおっぱいを兄弟で取り合うのがその感情の元です。



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『現実は心の鏡』という考え方があります。



最近は特にFacebookやInstagramなどの写真を投稿するSNSを多くの人が使っています。

その投稿、それも自撮りやカップルや仲間との楽しそうな写真などを見た時、正直どんなことを思いますか?


「あの子元気そうでよかった〜」
「いつも充実してるみたいでよかった〜」



「いつもあいつは遊楽しそうに遊んでいる」
「仲がいいのを自慢している」




素直に見ているあなたも笑顔になるか、

それとも嫉妬心を持ってしまうか。。。




同じ投稿や写真を見ても、感じ方は「人によって違う」のですが、

実はこれは、「自分の心の状態が感情に反映されている」のです。




心の鏡、とは「本当の自分の姿を、他人という鏡を通して見ている状態」のことです。


『あの人のああいうところが嫌いなのよ』と言うのは、実は自分がダメなところです。





自分にたくさんダメなところがある、嫌なところがあると思っている人は、

他人に対してもダメなところ・嫌なところばかりが目につき、嫉妬したり、悪口を言います。


逆に、


自分のことを自分で認めている人、自分が好きな人は、

他人を素直に褒めたり、尊敬することができます。





他人に対して抱く感情は、自分の中に元々あるものです。


自分の中に収めておくことができなくなり、溢れてきてしまった状態が、他人に対しての批判や否定、悪口、嫉妬なのです。

最近はネット上での「匿名での誹謗中傷」が話題になることが多くありますが、

これも同じ現象だと思います。

ネットの向こう側の人が自分自身に嫌な部分、ダメな部分、コンプレックスをたくさん持っていて、それを溢れさせてしまっている状態。




もし、あなたが誰かの批判や悪口を言ったり、嫉妬感を持ってしまったとしたら、それは自分自身を映していることになります。

それを思い出せば、他人に対しての接し方や、見方が今とは変わるかもしれませんね。

自分の嫌いなところ、ダメなところは直していけばいい。




どんどん自分を良くして、自分を好きになれば、

他人との関係は「良く」しかならないですね。

世界中の人と「良い関係」でいられる方法はコレしかなさそうです。