いつまでも

「シミひとつない白い肌」。。。

「透明な肌」。。。

これを聞くたびに違和感があるのは私だけでしょうか?


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シミはいいとして、「白い肌」は違和感しかありません。

「透明な肌」は、もうギャグでしかない

透明は怖すぎる。。。

私たち黄色人種の肌は「肌色」です。 

「白」ではないですよね。

もちろん言いたいことはわかります。

「白」「透明」というのは、「汚れていない」「新しい」「きれい」といったものを連想させますから。

それと「あなたのお肌」を結びつけて、商品を売ろうとするメーカーの思惑です。



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「きれいな肌」は皆が望む所だと思います。

キタナイよりはキレイがいいです 笑

ですが、体の仕組みでは、紫外線を浴び続けて美白でいることは不可能です。




紫外線はストレスの1つですから、皮膚は紫外線によって作られた「活性酸素」を吸収して守ろうとメラニン色素を作ります。

新陳代謝が活発で血流がよければ、メラニン色素は早く体外に排出され、肌にシミは残りません。

ただ、年齢とともに代謝はどうしても落ちますので、中高年になると「シミ」として残ってしまいます。




そこで、「美白化粧品」が開発されました。

紫外線を浴びても黒く日焼けしないように、メラニン色素を作らないように働きかけます。

使われていた成分「ロドデノール」は、メラニン色素を作る過程の酵素チロシナーゼの活性を阻害する働きをします。

酵素を働かなくさせて美白を保とうとするものです。

しかし、この「ロドデノール」は白斑の原因になり問題になりました。

2014年、当時の記事です。






メラニン色素は体の『防衛反応』です。

メラニン色素を作らないことは、体の仕組みとは相反しています。

白い綺麗な肌のままでいることは、肌の守りが強化されず、痛めやすい危険な状態です。

もっと言えば、皮膚がんになりやすい状態である、ということです。

メラニン色素が作られるから、有害な紫外線から体を守ってくれているのに、わざわざそれを排除している、ということなのです。

医薬部外品を使って、体の本来の働きを無理に止めているので、トラブルは出るに決まっています。

それが白斑だったわけです。




本当に人間の考えることは、浅はかで、愚かだと思います。

『体の仕組み』に、一切間違いは無いですし、一切ムダなもの、不要なものもありません。

その「神」が作ったというべき人の体に、何かしようというのは愚行としか思えません。

無理です。

無駄です。

逆らってはいけないのです。

人の体=自然、です。

自然に逆らうこと、自然に手を加えること、など、人ごときがやってはいけないのです。



上手に紫外線と付き合うこと。

そして体液循環が良好で代謝が正常であれば、作られてしまったメラニン色素は排出されていきます。

やることは『体液循環を常に良好にする』こと。

これ一択です。