デスクワーク、会議、ドライブ、長距離列車や飛行機などや、映画館や観劇などでも、

長時間続くと、疲労感を覚えます。

心拍数が上がるほど動き回ったわけでもないのに、なぜでしょうね?

理由は『同じ場所で、同じ姿勢を続けているから』です。

実はこの「同じ場所&同じ姿勢」は『脳疲労』が溜まります。


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仕事場であるオフィス、会議室、車、機内、映画館や演劇のホール、といった空間は「密閉」
されています。

空調・気温(室温)・湿度・照明(光)・空気の流れ、などの環境が『一定に保たれて』います。

ここがミソです。

屋外では刻々と気温や湿度、明るさ(光)、空気の流れ、が変化します。

こういう変化を『ゆらぎ』と言います。

この『ゆらぎ』が大事なのです。





『ゆらぎ』があるのとないのとでは、人が感じるストレスが大きく変わります。


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仕事や会議、クリマや電車などの移動、映画や音楽演劇などの鑑賞ではほとんどの場合『座った姿勢』です。

座った姿勢では、股関節と膝関節がほぼ直角に曲がった状態です。

本来ならそこは「伸びて」いるはずの箇所ですが、股関節も膝関節も曲がってしまうと、

血管、リンパ管が圧迫され、循環が抑えられてしまいます。

人が生きている限り、「疲労物質」が出続けますが、その排出が進まなくなり、疲労が蓄積していくことになります。




これを避けるには、この状況に陥らないようにするには、『座りっぱなしをやめること』です。

少しでも集中力が切れてきたり、疲れたな、と感じたら、できるだけ早めに立ち上がることです。

立って、脚を伸ばし、真っ直ぐに立つだけで、血液やリンパ液の循環が改善します。

曲がっていた場所が、真っ直ぐになるのですから。

そして、

・1〜2分歩く(その場足踏みでも良い)

・腕を前後に振る

・バンザイをしながら「うーん」と伸びる

・肩周り(肩甲骨と鎖骨)を回す

・つま先立ちを数回繰り返し、ふくらはぎを動かす



車や飛行機、長距離のバス、観劇の最中など、立ち上がることができない場面もあるでしょう。

そういう時は、座ったままでもいいので、

・腰を伸ばす

・肩を上下に動かす、軽く回す

・つま先を上下に動かす

・足首を回す

・膝を伸ばす




など、できることを行いましょう。

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さらに、『今いる場所から環境を変え』ます。

・ドライブ中→サービスエリア、コンビニに立ち寄る

・長距離バスや電車→トイレに行く、車内をできる範囲で歩く、窓を開ける

・仕事中→トイレ、お茶を淹れに行く、コピーなどの雑用は自分でする、昼休みに屋外へ出る

・映画や演劇などの観劇→休憩時間にはホール外へ出る





今いる環境を変えないと、脳が同じ場所にいると疲労しますから、こまめに「変える」ことをおすすめします。




2〜3時間で済むようなものならいいのですが、仕事場は少なくとも7〜8時間はそこに留まる可能性が高いですね。

光が入るような窓の開閉ができるオフィスならまだいいですが、

高層ビルで、光や外音、空気の流れが遮断されて、「温度が常に一定」になってしまっている場所は、一見快適に思えます。

しかし、その変化のない『ゆらぎ』のない環境は脳が疲労しやすく、疲労回復をむしろ妨げてしまいます。


私たちは、むしろ「適度な環境の変化」があることが心地よい、と感じるのです。


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なぜなら、私たちの体の「脳波・心拍数・呼吸・体温・血圧・血流」なども、常に一定ではなく、全てにわずかに波があります。


これを「ゆらぎ」と言うのです。


いい意味で「ズレ」があり、「揺れ」があります。


例えば、「絶対に1ミリも動くな」と言われたら、、、どうでしょうか?

数分と持たないでしょうし、想像しただけで「疲労」しませんか?

生きている以上、常にユラユラ揺れているのです。





 
ゆらぎを感じる代表的な環境は「森林浴」です。

風、せせらぎの音、木漏れ日、といったゆらぎの宝庫です。

貼り付けた動画の音声を昼休みや休憩時間に活用してください 

疲労回復に役立ちます。