吸ってから吐く?

吐いてから吸う?





呼吸は字の如く、吐いてから吸います。

『息』という漢字、自らの心、と書きます。

あなたの息は心の状態を表しています。

人の命は、息の仕方で決まります。

生命を大切にしたいなら、呼吸を大切にしないといけません。




息を整えないと、心は穏やかになりません。

心を落ち着けたい、雑念を無くしたい、安らかでいたい、と多くの人がそれを望んでいます。

瞑想(マインドフルネス)やヨガがこの数年世界でブームになっているのもきっとそれが理由でしょう。 




自然の中でいい空気をいっぱい吸うと気持ちいいですね。

酸素が都会よりも僅かに多いのもありますが、『気』という生命エネルギー空気中に遍満しているからでもあります。

宇宙のエネルギーの一つである生命エネルギーを、分量多く体に取り入れると、体の一つひとつの細胞が喜びます。




「吸う」は「ためる」「独り占めにする」「執着する」。

「吐く」は「執着を取り払う」「心を浄化する」。



吸うより吐くが大事、とはそういうことです。



吐いてから吸う、のが呼吸です。



呼吸を通して宇宙エネルギーを取り入れると、人間は気持ち良く・気分良くなるようになっています。
 
呼吸という機能は、吐いたら吐いただけ入ってくるようになっています。 




宇宙には『真理』というものがあって、その『真理』に準じることが大切です。

『真理』というのは法則のようなものと考えていいと思います。

その一つに『循環の法則』があります。



『出したものしか入ってこない』という極めて簡単な法則です。

 『吐いただけしか吸えない』のです。


宇宙の真理に逆らうと、必ず痛い目に合いますから、素直に従うことが得策です。




吐く、ということは、空っぽにすることにつながります。

「空」「無」の世界です。

心を空にして、シンプルに生きることが楽なのです。

「空」を説いたお経が般若心経だと言われています。

いつの世も皆が望むことは変わらないのだと思います。

『心穏やかに、楽に生きたい』

これしかないのですね。




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